What's Cattle?

どんな人たちが、どんな想いで、

何をやっているのか?

Who we are

株式会社Cattleは、タンザニアと日本をつなぎたいという熱い想いで設立されました。

出発点は、アフリカの貧困問題という社会課題に向き合い、日本の支援でマサイの少女たちへの教育機会を提供している、さくら女子中学校とのつながり。

若かりし頃に美しく勇敢なマサイに心奪われ、タンザニアと関わり続けて10年以上。教育業界に身を置きながら、さくら女子中学校の設立から深く関わり、誰よりも熱い想いを持つ代表の荒井。学生時代は教育を学び、社会人からは雇用/労働について取り組みながら世界を旅してきた橋本。

そんな二人の出会いから始まりました。

Why we founded Cattle

 我々は、さくら中学を通してタンザニアの未来を担う人材育成を発展継続させていくために、できることは何だろうかと考えました。

「教育の大事さ」はみんながわかっていることです。しかし、現実には寄付金や公的支援に頼らない学校運営資金の調達、卒業生の雇用問題など、「想い」だけでは解決できない問題が山積み。

ならば、その問題をビジネスの仕組みを使って解決できないかと思い、我々は起業という形を選択しました。

Cattleの事業収益の一部をさくら中学への経済的支援に充てていくこと、卒業生及び地域社会に向けて雇用創出をしていくことに決めました。

また、我々はタンザニアに古くから住むマサイの伝統的な考え方/在り方に、現代人が学ぶ点は多くあるのではないかと考えています。様々な社会課題が叫ばれる今、それらに向き合うきっかけを、現地滞在型の研修企画や色んな発信を通して、お届けできたらと思います。

What we do

現地の皆様と共に、中長期にわたって存続できるビジネスモデルであることを大切にしています。

そこで、タンザニアが得意とする農業=「食」に注目。健康寿命への意識が高まっている現代に合わせて、スーパーフードであるモリンガを現地の生産者と協力して生産しています。

特に、タンザニアモリンガの特徴を活かし、100%ナチュラルな食用モリンガオイルとモリンガはちみつを扱っています。

ゆくゆくは特約生産農家や、加工工場を増やすことで多くの仕事を産み出し、タンザニア現地の方々の雇用につなげることを構想しています。

また、我々の強みである「現地コミュニティとの関係性」を生かし、タンザニアをはじめとした東アフリカ地域への企業進出支援や、野生の王国タンザニアでマサイの考え方/在り方を感じられるユニークな現地滞在型研修も展開していきます。

代表の思い

友好の礎を次世代に繋げよう

日本の援助でタンザニアに2014年に開校した「さくら女子中学校」。理系女子の育成を目的にした4年制・全寮制の学校です。創設者で慶應義塾大学名誉教授だった岩男寿美子氏(2018年に逝去)は、「お金や物は使ってしまえば無くなるが、教育は一代だけでなく次世代に受け継がれる。生徒には家族があり、地域コミュニティがある。親日的なアフリカの人が増えれば、日本の将来に有益となる」と語っていました。

この遺志を引き継いでいくために、私たちはアフリカと日本の懸け橋となる会社の設立を決意しました。

「さくら女子中学校」は多くの課題を抱えています。運営面の直接的な支援はもちろんですが、最大の課題は卒業生の進路です。岩尾氏が「現地での女性たちの自立支援は困難だった」と語っていたように、現地では女性の進学や就職の受け皿が整っていないのが実情です。

こうした経験を踏まえ、私たちはアフリカの女性の雇用創出と自立支援を事業を通して実現していきます。

株式会社Cattle 

代表取締役社長 荒井育恵

スタッフ紹介

橋本知甫美 Chihomi Hashimoto

1981年岡山生まれ。大学卒業後、株式会社リクルート入社。一貫して人材領域に携わる。企業のビジョンの言語化、それを実現する人の採用と育成、組織活性まで幅広く経験。

プライベートで訪れたタンザニアにて、人々の溢れるエネルギーと美しさに衝撃を受ける。人は出会いと対話によってもっともっと面白く生きることができると信じ、2021年に日本とタンザニアを繋ぐCattleを共同創業。プライベートでは2児の母。神奈川県葉山町に在住。趣味はカヌー、登山、語学、冒険要素の多い海外旅行。

荒井育恵 Ikue Arai

鹿児島県出身65歳。養護教諭(北海道登別中学校、蕨市公立小学校、大宮開成中学・高等学校)2022年3月退職。タンザニアへのきっかけは、登別クマ牧場学芸員だった旧姓小倉治子氏との親交による。父上がサバンナクラブの会員誌を発行されていたことで、タンザニアのサバンナで野生動物と共生しているというマサイに興味をもったことである。

これまでの活動

2011年:タンザニア訪問、ザンジバル滞在

2012年:マサイの家族にホームステイ、マサイの小学校訪問

2013年:ダルエスサラームの公立小学校、ナイジェリアが開校した小学校、トルコが開校した中学校視察訪問

2014年:岩男寿美子氏が立案されたマサイの女子中学校設立プロジェクトにボランティアとして参加、JATAオルタナティブツアー参加、公立小学校訪問と交流

2015年:さくら女子中学校建設中に訪問し、フリーダ氏やバンガタ村の村長へのあいさつ、村内視察

2016年:さくら女子中学校へのスタディーツアー主催

2017年~2019年:さくら女子中学校へのスタディーツアー主催、大宮開成中学・高等学校生徒会との交流